松阪の風習、厄祝いって何?
こんにちは。
丸中本店です。
突然ですが、『厄祝い』って知っていますか?
実は、古来より、地域によっては「厄祝い」という習慣があるのです。
特に三重県中部~南部にかけてこの「厄祝い」という習慣が根強く残っています。
厄祝いとは、
本厄を迎えた方が厄を分けることで払うという意味合いがあるそうです。
親戚や、近所の方、親しい方たちを招いて食事や酒宴でもてなし、
お土産と一緒に自身の厄を持ち帰ってもらうという行事です。
つまりみんなで、厄年の人の厄を軽くしてあげましょう。
という風習です。いわゆる、厄落としのひとつなのです。
厄年は、数え年で、
男性の25歳・42歳・61歳(還暦)
女性の19歳・33歳・61歳(還暦)
特に、男性の42歳の厄年では男の甲斐性とも言われ、
盛大に厄祝いを行うとされています。
基本的には、19歳・25歳・33歳・61歳の厄年は、
配りものだけで厄祝いを済ませることが多いです。
また、地域によっては簡略化が進み、42歳の厄年でも
宴席を設けることなく、配りものだけで厄祝いを済ませることもあります。
厄祝いを受け取るということは、厄も一緒に受け取ってあげるということです。
頂いたからといって厄祝いのお返しをしてしまうと、「厄を返す」ということになります。
厄祝いが届いたら、厄年を無事に迎えられたおめでとうの気持ちと
無事に厄年を過ごせますようにの気持ちで少しの厄を受け取ってあげましょう。
しかし、厄除け祈願として贈り物を頂いた際は別です。
御祝いを頂いたのと同じ扱いであるため、きちんとお返しをしましょう。
蝶結びの水引のお祝儀袋でお祝いしましょう。
のし上は「六七御祝」「還暦御祝」など。
こちらの記事は参考程度に、地域の詳しい方に聞くことも大切です。
少しでも迷ったり、こちらの地域に越されて風習がわからない方は方はぜひ地域に詳しい方に聞いてみて下さい。
厄祝いの品につきましては、丸中本店で承ります。
品物やのしなど内容に関しましては、お気軽にご相談くださいませ。
もちろんご来店いただいても、オンラインショップでも承ります。
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